お絵かきとイラストの違いとは?

お絵かきをしている子どもたちは画家のよう

お絵かきから連想するのは、子どもがクレヨンを握りしめ、自由に気持ちよく描いている風景。さも画家になったかのように、自分が描きたいものを描きたいように、線を引き、形を取り、色を乗せていきます。子どものお絵かきの絵を見せてもらっても、正直よくわからない絵を描いていることも少なくないでしょう。しかし、その子どもに絵のことを尋ねてみると、目を輝かせて話をしてくれるはずです。迷うことなく嬉しそうに絵の説明をしてくれることでしょう。
子どもに限らず、大人でもお絵かきが好きな人はたくさんいます。彼らは会話の中で自分の脳裏に浮かんできた絵やアイデアを、絵として紙の上に表現することに喜びを感じているのです。
つまり、お絵かきというのは、描き手が自身の心の状態を自由に表現する創作活動なのです。

イラストには目的や役目がある

一方、イラストから連想するのは、イラストレーターが黙々と机に向かう姿はないでしょうか。そのイメージからは、お絵かきと比較するとあまり楽しそうな感じは受けませんよね。なぜなら、イラストは描き手が自由に描いているものではないからです。
では、イラストとは何なのでしょうか。実はイラストには目的があります。例えば、ご当地ゆるキャラを例に挙げてみましょう。ゆるキャラのイラストは、その地域をアピールする要素を盛り込んだ絵になっています。その地域の特産物や史跡などをアピールしているわけですが、まさにこれがイラストの目的であり役目なのです。
イラストが目的や役目を持つ一方、先のお絵かきには、描き手の思いや意図、内面の要素が伴っているのです。逆を言えば、イラストには描き手の内面が写し出されることはなく、お絵かきには目的は伴わないということです。